NEDO Web Magazine

Promising NEDO Startups スタートアップ支援のその先へ

経済の活性化には、「新技術」を競争力とした起業家の育成が重要です。
そこでNEDOは、研究開発型ベンチャーをはじめ、さまざまな角度でスタートアップ支援を実施しており、
その中から、未来に向かって成長を続ける注目のスタートアップ企業を紹介します。

Innovator File.25 株式会社エキュメノポリス 代表取締役 松山 洋一 さん
株式会社エキュメノポリス 代表取締役 松山 洋一 さん

教育・小売り・医療現場や窓口業務等を
オンライン代行する
会話AIエージェントプラットフォームの開発

言語学習支援AIサービス「LANGX」。

2019年 科学技術振興機構(JST)大学発新産業創出プログラム(START)に採択。
(事業名「社会的会話AIを搭載したメディアサービスの事業化」、早稲田大学)
2020年 NEDO「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」に採択。
(事業名「人と共に成長する語学学習支援AIシステムの開発」、早稲田大学)
2021年 科学技術振興機構(JST)より、SBIR フェーズ1に採択。
(事業名「高度にパーソナライズされた情報空間ガイドの開発」、早稲田大学)
2022年 株式会社エキュメノポリス設立。
Beyond Next Ventures株式会社から第三者割当増資によるシードファイナンス。
NEDOシード期の研究開発型スタートアップ事業化支援(STS)に採択。
(事業名「マルチドメイン会話AIエージェントサービスプラットフォームの開発」)
総務省/NICT「Beyond 5G 研究開発促進事業・シーズ創出型プログラム」に採択。
(事業名「会話AIエージェントとの高臨場感インタラクション体験実現のためのXR通信基盤の研究開発」)
デジタル庁「教育関連データのデータ連携の実現に向けた実証調査研究」に採択。
(事業名「英語スピーキング能力診断サービスLANGX Speakingの教育データ連携実証調査実験」)
株式会社知能フレームワーク研究所より、人間-AI協調機械学習サービス「Tutti」に関する事業譲渡。
Beyond Next Venturesからポスト・シードファイナンス。
Q1

NEDO支援事業をどのように活用?

エキュメノポリスの母体となっている早稲田大学 知覚情報システム研究所の会話AIメディア研究グループは、2020年度にNEDO「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」に採択いただき、ポストコロナ時代のオンライン語学学習支援AIシステムを開発してきました。
複数の大学や英会話事業者へ導入のめどが立ったことから、製品化を加速するために2022年5月に株式会社エキュメノポリスとして創業しました。創業直後にNEDO-STSに採択いただき、言語学習にとどまらない幅広いドメインへの応用を目指して会話AIエージェントプラットフォームの開発を推進しています。

Q2

エキュメノポリスの“その先”とは?

エキュメノポリスは「人とAIが豊かに共進化するデジタル近未来社会の実現」をミッションに掲げ、教育・小売り・医療現場や窓口業務等の対人サービス業をオンライン代行・支援する会話AIエージェントプラットフォームを開発しています。
2023年には、プラットフォームをフル活用した英会話学習支援AIエージェントサービスを展開予定です。このエージェントは、対話相手の音声・表情から意図を推定しながら高度にインタラクティブな会話を実現し、正確に英会話能力を判定したり学習提案を行うことができます。小・中・高校から大学、英会話学校や企業の研修の現場まで、人とAIが共に進化していけるような事業・社会モデルを提案してまいります。

NEDO担当者からのコメント

「人と英会話をする自信がない。それでも英会話コミュニケーションを気軽に試してみたい」そんな声の一つの出口となる技術が出来上がろうとしています。今後、広く展開・応用されていくことを期待しています。

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