2020年7月にスタートアップ支援に取り組むNEDOを含めた政府系9機関はスタートアップ支援機関連携協定（通称「Plus」）を締結しました。

政府系9機関で連携協定を締結し、スタートアップ支援機関プラットフォームを創設

新たな産業のリーダーとして期待されるスタートアップの飛躍を後押しするため、NEDOを含めた各政府系機関はさまざまな支援策を講じています。一方で、それぞれが独自に支援メニューを展開していることから、政府系の制度の活用を検討しているスタートアップにとっては一元的な情報収集を行うことが難しく、機関の間での連携も不十分であることが課題でした。こういった課題を解決し、スタートアップ支援策の切れ目ない実施を実現するため、2020年7月にNEDOを含めた9機関（以下「協力機関」）はスタートアップ支援機関連携協定（通称「Plus “Platform for unified support for startups”」）を締結しました。「Plus」では二つの大きな取り組みとして、NEDOを事務局とした協力機関相互の定期的なスタートアップ支援情報の共有・整理・発信を行い、その一環としてワンストップ相談窓口の設置や協力機関による合同説明会の実現を目指します。もう一つの取り組みとして、各協力機関の既存の取り組みを他機関の支援メニューと連携することで、スタートアップを協力して支援していきます。

スタートアップ向けワンストップ相談窓口「Plus One」をご活用ください！

スタートアップのステージや分野に応じた一気通貫の支援として、ワンストップ相談窓口「Plus One」の運用をNEDOのHP上で開始しました。お問い合わせフォームの入力を受け付けた後、オンライン面談やメール等ご希望のツールに合わせて随時ご相談をお受けします。「これから起業したいけど、そもそも何から始めたらよいのか分からない」といった入り口に近いお悩みから、「資金調達の相談がしたいが、自社の事業にフィットする政府系の支援メニューはどんなものがあるだろうか？」といった具体的なご要望までお応えしています。また、必要に応じて協力機関のほか、Plusには参加していない他の公的機関の支援制度のご紹介も行っています。今後Plus Oneは、スタートアップのお悩みを解決するプラットフォームとして、民間のスタートアップ支援人材にも協力していただくなど、連携の幅を広げることを検討しています。これから起業を考えている方は、ぜひPlus Oneの活用をご検討ください。