NEDOの研究開発型スタートアップ支援事業に採択された企業はロボット、材料・ナノテクノロジー、
医療、環境・エネルギー等、多岐にわたる分野で活躍しています。
今回は、その中でも特に注目の未来に向かって成長を続けるスタートアップを紹介します！
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
空間と人間のDXに取り組み、新たな均衡点へ導くこと（デジタルリバランス）で
社会の課題解決に貢献
NEDO支援事業により製作した超音波スピーカー試作機
Q. NEDO支援事業に参加した感想は？
A. 弊社創業の年にNEDOのSTSに採択していただき、スピード感のあるスタートを切ることができました。一方で購入機材の設置場所の確保等も並行して進めたため、納品まで調整でバタバタするという苦労もありました。事業終了後は、本事業で製作した試作機が手元にあることによって取引先に実際の効果を体感してもらうことができ、そこからどうするかという具体的な検討に進めやすいという恩恵がありました。
取締役CRO
星 貴之 氏
株式会社Pale Blue
小型衛星に搭載するための、水を推進剤としたエンジンの製造販売
水エンジンの作動の様子
Q. NEDO支援事業に参加した後の展望は？
A. 弊社の事業領域は宇宙、かつハードウェアを伴う研究開発が必須であるため、時間とコストがかかる事業モデルになります。創業直後の資金に余裕がないフェーズにおいて、レバレッジをかけて研究開発を進めることができる本支援事業は、弊社の成長になくてはならないものであると確信しています。
今後は、宇宙空間における新たな輸送インフラを構築することで地球近傍および以遠における持続的な宇宙開発の実現を目指し、地に足を付けつつ、研究・事業開発を行っていきたいと思います。
代表取締役
浅川 純 氏
エレファンテック株式会社
インクジェット印刷と無電解銅めっきによるフレキシブル基板の量産技術開発
ポリイミド基材フレキシブル基板
PET基材フレキシブル基板
大型量産実証拠点（名古屋）の外観
Q. 開発において苦労したことは？
A. 「この技術はちゃんと量産レベルで使える」ことを実証するのが大変でした。「理屈は分かるけど、所詮ラボレベルでしょ」というご意見をお客さまから何度頂いたか分かりません。大型量産実証プロジェクトを2019年からNEDO助成事業に採択いただき、念願の量産実証に進むことができました。タイミングも含めてベストな選択でした。
代表取締役
浅川 純 氏