ルーチェサーチ株式会社
代表取締役社長 渡辺 豊 さん
UAVの開発設計から製造・現場計測・画像解析まで行う次世代課題解決企業
2011年 | ルーチェサーチ株式会社設立。 |
2014年 | 首相官邸での「ロボット革命実現会議」において、 安倍前首相の前でデモフライト実施。 |
2016年 | 小型レーザ搭載のドローン開発に対して、 第7回ロボット大賞(国土交通大臣賞)を受賞。 |
2016年7月~ 2018年3月 |
NEDO助成事業「インフラ維持管理・更新等の社会課題 対応システム開発プロジェクト」に採択され、開発推進。 |
2019年 | 国土交通省の道路橋点検要領の改定の際、 点検支援技術として、構造物点検ロボットシステム 「SPIDER」が性能カタログに掲載。 |
高性能ドローンSPIDER-ST
Q1. NEDO支援事業をどのように活用?
当社はドローンによる橋梁点検に着目して、2013年から国交省の現場検証に参加してきました。 広島といった地域ハンデもあり、当初は国レベルでの開発の方向性の理解が不十分でした。 しかしNEDOでの採択を受けることで、国交省・経産省のロボット開発の進め方を認識し、開発目的をしっかり社内で共有することができました。 また2年間の開発期間の中で、NEDOの主催する報告会・現場検証を通じて、経験豊富な委員から的確な助言を受け、開発速度を上げることができました。
非GPS下で自動飛行中のドローン
Q2. ルーチェサーチの“その先”とは?
当社は「会社が現場になる」をテーマにより安全でより成果物を重視した設計・製造を行っております。 ロボット開発のハード面に並行して、高速モデリングや点群モデルのポリゴン化等のソフトウェアにも力を入れ、より一気通貫した3次元化ソリューションを開発しております。 まずは2022年度までに「実証実験」という目新しく面白いものというフェーズから、新しいものと意識することなく当たり前の「定期業務」を目指し開発を進めていきます。
その場でデータ確認可能
リアルタイムでデータ確認
NEDO担当者からのコメント
風が乱れた構造物の周りでも安定して飛行ができる同社のドローンは、NEDOや国土交通省による実物橋梁を用いた実証実験においても高い性能を発揮しました。 足場が悪かったり高さのある橋梁であっても、効率的に点検できる技術として大いに期待されます。