次世代人工知能を搭載したロボット
2015年度から2019年度に実施した「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」では、成果のひとつとして「次世代人工知能を実装した6種類のロボットの実現可能性を示す」を目標としていました。そして、目標を大きく上回る成果となった11体のロボットを紹介をします。
▼事業紹介
『次世代人工知能・ロボット中核技術開発』
▼紹介ハンドブック
「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」紹介ハンドブック(2019年度版)
No1.人工知能(AI)でお茶をたてるロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、「お茶をたてる」ロボット。抹茶をすくい、混ぜるといった「機能」を、深層学習を用いて認識し、実行します。茶道に使う道具の種類や機能を認識し、次に何をどう扱えばいいかを人工知能で自律的に判断するロボットです。
No2.人の動作から布のたたみ方を自動で学ぶロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、人間が実演する様子を見て、作業を自動で覚えるロボットです。 複数回の操作をしないと目的を達成できない作業でも、容易に操作を覚えます。
No3.不定形物の操作を短時間の試行錯誤で獲得するロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、試行錯誤を通じて得た経験データから、布を操作する行動規則を学習するロボットです。 人間をあらゆる布操作から解放することを目指しています。
No4.人の動作から組立動作を自動で学ぶロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、人がカメラの前で組立作業を実演すると、すぐにその場で見まねして作業するロボットです。 ロボットによる組立作業の置き換えを目指しています。
No5.バラ積みピッキングロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、バラ積みピッキングロボットです。 部品どうしが絡まないよう、ハンドで部品を掴む姿勢を、自動的に選択します。
No6.作業を行うヒューマノイドロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、非整備環境での人の活動の代替えを目指す自律型ヒューマノイドロボットです。 建設現場など大型構造物の組立て支援を目指しています。
No7.実環境、実時間で学習・動作するロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、ヒトとの協調動作を自律獲得する独自ロボットです。 上半身は、ヒトと同程度の運動能力を持っています。
No8.脳型人工知能搭載レストランのウェイターロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、人と協働して家事をこなせるようにすために、人が持つ機能を実現したロボットです。 少子高齢社会の重要なパートナーとして、期待されています。
No9.人間の操縦技能を模倣するロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、模倣学習で人間の技量をコピーするロボットです。 この学習法は様々なロボットに短期間で応用できます。
No10.状況を判断しながら自律移動する警備ロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、人混みでも自律して動く移動ロボットです。 AIによる環境認識と自律移動制御により、その時の状況に応じた動きができます。
No11.粉体を正確に計量するロボット
NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」で生まれた、模倣学習で、多様な粉体(ふんたい)の正確な計量を実現するロボットです。 微量な粉体を、人間より早く、正確に扱えます。