ー未来を拓くNEDOの最先端技術ー

積層造形部品開発の効率化のための基盤技術開発事業

金属加工において、新たな加工法である付加製造と呼ばれる「積層造形」技術は中小企業や個人によるアイディアを活かした高付加価値製品の創製や、設計・生産における時間短縮、地理的制約からの開放など「ものづくり」の世界を変革するほどの多くの効果が期待されています。しかし金属の3D積層造形技術は、溶融凝固現象の解明の研究が十分に進んでいないため、付加価値が高い複雑形状、高機能の部品ほど、品質の再現性、均一性を確保することが難しく新規開発には多大なコストと時間がかかることから、金属3Dプリンタの実利用の普及が課題となっています。

そのような背景の中、NEDOとTRAFAM 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 は金属積層造形における溶融凝固現象を解明することで欠陥発生を予測し世界最高水準の高度モニタリング・フィードバック制御機能を有する造形欠陥の発生がない3D積層造形技術の実現に向けた課題解決のための技術開発を進めています。