NEDO Web Magazine

「第39回 NEDOピッチ(FoodTech ver.)」-世界のフードテックの潮流- をご紹介します。

NEDOが事務局を務める、第39回 NEDOピッチでは食の業界をテクノロジーで革新する、スタートアップ企業に登壇いただきました。
今回はコオロギで世界を救う!(株式会社グリラス)、細胞農業イニシアチブ(インテグリカルチャー株式会社)、
豚の雌雄産み分け技術の社会実装(ルラビオ株式会社)、経済産業省若手有志チームによるエンディングをお楽しみください。


コオロギで世界を救う!持続可能な完全循環型タンパク質生産事業(株式会社グリラス)

株式会社グリラス 取締役COO 岡部慎司氏

2019年5月、共同創業者として徳島大学発スタートアップ株式会社グリラスを設立。その後、株式会社良品計画と「コオロギせんべい」の共同開発に携わる。食用コオロギの大量生産に向けて株式会社ジェイテクトと業務提携を行い、自動飼育装置の開発を実施。これまでの「昆虫食」から、安心・安全な循環型食品「サーキュラーフード」としての価値転換を行い、世界的なタンパク質不足やフードロスの社会課題解決に挑む。

 

豚の雌雄産み分け技術の社会実装(ルラビオ株式会社)

ルラビオ株式会社 代表取締役 白川晃久氏

2021年4月、広島大学島田教授の家畜の雌雄産み分け技術を実用化するためにルラビオ株式会社を設立、代表取締役に就任。前職の商社では事業全体を見据えたメーカーポジションに近い事業開発を行っていた。九州大学発ベンチャーのエディットフォース株式会社を技術探索から設立、その他、大阪大学発のプロテクティア社、三重大学発のユナイテッドイミュニティ社等のスタートアップやベンチャー企業のハンズオン支援を行ってきた。2018年 NEDO SSAフェロー登録。


細胞農業イニシアチブ(インテグリカルチャー株式会社)

インテグリカルチャー株式会社 代表取締役 羽生雄毅氏

2010年、オックスフォード大学博士(化学)、東北大学多元物質科学研究所、東芝研究開発センター、システム技術ラボラトリーを経て、2014年、細胞培養肉の実用化に向けて有志団体"Shojinmeat Project"を立ち上げる。細胞農業の事業化と技術の普及に向けて、汎用大規模細胞培養システムを用いた細胞農業インフラを提供する2017年にインテグリカルチャー(株)をスピンオフ、代表取締役を務める。


次なるフロンティア ~フードテック~ (経済産業省若手有志チーム)&Ending

経済産業省 若手有志フードテックPJTリーダー 中舘尚人氏

新卒で株式会社ビービットに入社。2017年に経済産業省へ転職し、商務情報政策局 情報経済課にて、データ流通基盤の整備等を行う。2018~2019年に大臣官房 グローバル産業室にて、海外の破壊的テクノロジーの調査分析を担当する。2020年7月より福島復興推進グループ 原子力発電所事故収束対応室にて、福島第一原子力発電所の廃炉のプロジェクト管理、ロボットアームの開発等を行う。また、前部署で世界のフードテックの潮流を感じて、省内若手有志でフードテックPJTを立ち上げて、「世界の食の課題を日本のフードテックで解く」をミッションに日本のフードテック企業の発掘と支援を行っている。

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